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気仙沼被災地①

被災地気仙沼の友人達のもとへ行って来た。
想像以上にショックな光景の連続だった。

あの地震から一ヶ月。地元の友人、ダイキの4回目の支援物資輸送に同行した。ダイキは今回、天気が怪しい事もあり、2トンの箱車を準備して、集めた支援物資を満載してた。
震災直後の、仏様がどこに漂っているか分からない様な状況は脱してると聞いたので、社会勉強になると思い、中3の娘も連れて行った。いやがるかと思ったら、「行きたい!」とぬかした。気仙沼の友人も気を遣って、エグい話は娘が席を外した時に語ってくれたんで良かった。

出発の前日、娘と2人で無い知恵しぼって何を持って行こうか考えた。娘と同世代の学生に励みになる物がいいというテーマにたどり着き、ノートを気仙沼の子供達に持っていく事にした。
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シールシート↑に、「FIGHT ! 気仙沼」他をプリントし、娘自身、始業式当日でクラスメイトになったばかりの友達に配り、余白にメッセージと名前を記入してもらって来た。中学生じゃ、「がんばってね!」ぐらいしか書かないかと思い、余白を小さくデザインしたのに、狭いと言わんばかりに小さい字で一杯書いてくれる子が沢山いた。「みんな協力してくれたよ!」って嬉しそうにそれを持って帰ってきた。内容は気仙沼の子達に最初に見て欲しいから、ここにはまだアップしないでおこう。このシールをプレゼントするノートに1冊1枚、貼っていった。今回持ち込んだ数では、まだまだ少ないから、つづけていく。
500km離れた、逢った事も無い茨城(土浦市)と宮城(気仙沼市)の子同士だが、ささいながら友情の輪を感じてくれたら嬉しい。

5人・車2台で夜に出発して6時間強ドライブ。暗い内に気仙沼の手前の道の駅に駐車して仮眠。
日が出るのを待って海辺に向かうと、トンネルを抜けていきなり飛び込んできた悲惨な光景。
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海と山に囲まれた集落丸一つ、流されて家らしき物が殆ど無いがれきだらけの平地。ここに家があった事を主張するかの様に、基礎(土台)だけは無数にしっかりと残ってる。
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集落を守る大きな堤防が無残に破壊してる。
途方にくれたような娘に、これでもずいぶん見れる状態になったとつぶやいてるに違いないダイキ。
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まずは気仙沼北部の唐桑半島に住む友人(のんちゃん)宅そばの支援物資一時保管所に荷を下ろす。市役所の公的受取所にストレートに預けないのがダイキとのんちゃんのスタイルらしい。なぜなら市役所には支援物資が沢山届いているにも関わらず、必要な物を必要とする人に配れず山積みになっているのが現状だからだ。
安否確認やインフラ普及等、山盛りの仕事を限られたスタッフでこなさなければならない現状で手が回らないのは解かるが、多くの被災者がそこにイラダチをつのらせてる。真っ先に支援物資を個人で持ち込んだダイキと、受け取る地元・のんちゃんを中心に、狭い地域ながらも個々の状況を把握し、より公平に分配できるしくみを、役所に先駆けて構築しつつある様だ。
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前回は4トン車満載、今回は2トン車満載。積み下ろしだけでも大変だ。
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ガランドウだった広い部屋も、あっという間に満杯。
ダンボールに内容物のラベルがきちんと貼られているが、ここで更に中身を整理していく。受け取り配る被災者側も、メチャメチャ大変な労力が必要だ。
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↑ダイキとのんちゃん。荷物を降ろしきって一服。
この人相のいかつさ・・・どっから見てもブツの受け渡しが完了した密輸ブローカーとバイヤーの図だべ・・・彼らの正義感を知れば、人は見かけじゃないって分かるね。

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↑後日の物資配布状況
公的支援物資が順番待ちだったり、一方的な配給品目の設定があったりで、本当に今、必要としている物を入手出来ずに困っている人達が山ほどいる。
例えば市役所では衣類の寄付は新品でなければ受け取らない。一方でがれきの中から泥まみれの服を掘り出してる人がいる矛盾。
ダイキとのんちゃんの様に、何とかしてあげたい一心で、個人的に支援活動をしてる動きに対し、役所からのひがみに近い警告もある。
「ありがとう」と涙をながして受け取ってくれる被災者が後を絶たない状況で、いらぬ政治的な制約とも戦っていく難しさに、支援する側が苦しんでる。
役所が人手不足で行き届かない事情と、人間としてのまともな生活に戻れない被災者との狭間での支援活動。
まだまだ続いていく。

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コメント

はじめまして!
地震後にアクアさんでガソリン携行缶を頂いて、いわきの実家に向かった者です。YOHNSさんらしき方に応対して頂いたのですが、慌ててたので挨拶する余裕がありませんでした。あの時は本当に助かりました。
ありがとうございました。

以前からブログを楽しく拝見させて頂いてましたが、お店に伺う事になるとは思ってもみなかったです。
気仙沼は大変そうですね。

落ち着いたらトミンモーターランドに走りに行ってみたいです。お会いした際はよろしくお願いします!

投稿: Go!スピース | 2011年4月12日 (火) 18:41

お疲れ様でした。

自分の会社の取引先で、岩手に工場がある会社の、茨城工場の担当の方から状況を聞いていたら、岩手工場の社員の方で、陸前高田から出勤してる方がいて、先月の11日金曜日が工場休みだった事から自宅にいて津波に巻き込まれてしまい、未だに消息が分からないなど、リアルな話しを聞いた時はショックを受けました。

この様な状況だからこそ、頑張れる人達で、被災した人達の分や亡くなられた方達の為にも、自分達が120パーセント頑張らねばと、改めて考えさせてくれるブログ内容でした。

投稿: 番長 | 2011年4月12日 (火) 22:12

>Go!スピース様
それはそれは!こちらこそありがとうございました。
地震直後は運送業がストップしていて、しばらく通販の出荷が出来ない状況でしたが、都心から被災地に救援や取材に向かう方々が沢山、携行缶を買いに立ち寄って頂きました。こんな事で協力できるならと、何時でもかまわないから、寄れる時間に電話下さいと伝えてお待ちしてました。お役に立てていれば幸いです。
トミンにも是非、走りにいらして下さいnote

>番長
体調不良で飲み会を延期しておきながら、なぜか日帰り1050km・交代ドライバー無しの超過酷な旅をしてしまいました…
今週こそ飲みましょうgood
壊れた街は時間とともに東北パワーで復興していくと信じてますが、命は帰ってきませんからね。
本当につらいですね。
平凡な毎日を普通に生活してる事のありがたさを思い知らされます。

投稿: YOHNS | 2011年4月12日 (火) 23:38

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