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イン足の使い方

前のレーシングブーツ記事が、話がそれて尻切れ状態だったんで、こちらに追記。

頂いたコメントから、ブーツがどうこうより、イン足の置き方、使い方に予想外の反応があってびっくり!
みなさん、細かい所も色々考えて走られてるんですねー(^.^)

Alpinestars_smx_plus4_w7

一昨日、このAlpinestars SMX plusブーツを初使用してきましたが、ものの10lapほどでふくらはぎラチェット締め機構が吹っ飛んでった・・・
仕方なく、その後はガムテープぐるぐる巻でした。

前の記事で3人の特徴的なイン足の置き方をするヒストリックライダー達の写真を載せてみましたが、

Thomas_luthi_2012_moto2

↑Moto2 トーマス・ルティー

最近のライダーでは?と思って、色々サイトを見てたら、上のルティーや、スコット・レディング、ブラッドリー・スミスあたりが、しばしばこんな足になってた。

特徴的なのは足(つま先からかかと)を一般的なマシンに平行にではなく、路面に平行にする様な置き方。
見方によってはヒザ下がつま先まで一直線に近くなる様な形。
足の裏が後に向いて、ステップを上から抑えてはいない。
またフルバンクで、かかとやくるぶしが路面に近くなる。

彼らがなぜそうするのかは知りませんが、自分は大昔に意識的にそう矯正した。
50で練習走行しながらも、いつもビッグバイクのコントロールを想定してた。
そのインスピレーションを与えてくれたのはジョン・コシンスキーです。

理由は大きく2つ。
マシンが暴れてもイン足を踏んづけてしまわない様に。
ヒザからかかとまでをしっかり路面に近づけて、インの縁石位置を確認する為。

どちらもミニバイクコースを50で走る分には恩恵を感じる場面は少ないが、パワースライドする様なビッグバイクでRの大きめなコーナーを走ると、自分には必須の形になる。

Marcmarquez_dirt_track_2013

モトクロスやダートトラックのコーナリングでは、イン側のステップに足は乗せない。
外ステップとニーグリップ、座面荷重で主にコントロールする。
前にもどこかで書いた気がするが、このスタイルはある種、オートマチックにスライドをコントロールしてくれる。

Alpen_ski_fis4x

別競技だが、これ↑も近いのかな?
アルペンスキー。
わだちだらけのコースを、暴れながらもよくも!ってぐらい精密なラインどりで抜けていく。
凄いテクニックだ。
これも基本は外足荷重で、イン側は補助的に使ってる様に見える。
イン足にがっつり乗っかってしまって大転倒やコースアウトってシーンがたまにみられる。
決まって解説者が「内足にのっかっちゃいましたねー」と残念がる。

エッジが引っ掛かると急激なGが掛かり、そのGに対処する為、とっさに両足を踏ん張る。
バイクのハイサイド直前も同じ様。ドンと両足に乗って、反動で立ち上がる様な姿勢になる。
イン足をステップの上から乗せてると、Gが不連続になる振られた状態で、インステップを踏んづけてしまい、スライドを更に増大させてしまうと思う。
だから自分はイン足は遊ばせて、マシンの外から内に向けて引っかけておくだけにしたい。

Espargaro_smith_2014_w9

↑前走はポル・エスパルガロ、後ろがブラッドリー・スミス。
チームメイトで同じM1を操ってますが、足に限らず全然違うライディングフォーム!
今年、楽しみなライバル対決のひとつかな。
ちなみに自分はポルの粘り強いレース展開が、ハートが強そうで大好きです。

現役ライダーでもエスパルガロの様に足首は路面から大きく離れてるフォームがメジャーだ。

もうひとつ。
イン側縁石の確認効果。

121229_tomin_ugp02_w84a

クリッピング直前までは、クリッピングポイントをガン見してライン調整(スピード調整)してるが、

1401_ta_cripping1

いざクリッピングポイントに近付くと、次の立ち上がりラインに視線を移していく。
この時、もう自分の視界はインフィールドのコース外(↑ここでは芝の上)からの景色で、はたしてどこまで自分が狙ったラインをトレース出来てるのかを視覚から判断しにくい。
そこで、インの縁石を探る様にスネやくるぶしの感触を確かめてる。
ヒザだけで感じるんじゃなく、ヒザからスネ、くるぶしと近づいてくる縁石を確認してる。
小さいRのコーナーでは、クリッピングが一瞬なんで、そうはいかないが。
その答え合わせを次の周にフィードバックする。
まだインを攻められるのか、もうヤバイのか。


ちなみになぜそこまでクリッピングを攻める事が重要なのか?

90度コーナーでは、50cmインに寄れば、単一Rでコーナリングしてると単純化した仮定をすると約90cmより大きなR(回転半径)で回れる事になる。当然より高いスピードで曲がり切れる。
回り込みの浅いコーナーや連続S字は更に差が出る。

180度ヘアピンコーナーならRは変わらないが1m走行距離が短くなる。
1mってどんな差か?
平均時速36km/hで抜ける(ミニバイクでは中ぐらいの)ヘアピンでは0.1秒に相当する。
コーナー1つで0.1秒。
(単一Rではない実際の走行ラインでは1m以上短縮する)

大事です。

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コメント

僕の場合、実はイン側の足は相当使ってます。

イン側のステップ無いと、うまい具合にコーナーをトレースできないと思います。ってほど大事ですね〜(^_^)

投稿: ランニングマン | 2014年3月21日 (金) 22:04

そう。
ホントに人それぞれですねー、これは。
バイクライディングは面白いです。

投稿: YOHNS | 2014年3月21日 (金) 22:13

いやーあっというまにラチェット部が飛んじゃいましたか(汗)まあ私は新品と愛想が悪くてグローブはロードならいつも一発で車検不可・・・
私は体が固い?せいかお尻が思ったほどお尻がシートがらずれてませんし、膝もあまり開いてない状態です。力は抜いていますがもう少しバンク角の調整と旋回スピードアップに使いたいと思ってます。ST600やってると外足のモモから内足全体を蹴るように思いっきりバイクを踏ん張ってたせいもあってイン側は力が自然と抜けてステップの内側の足首部分を軽くバイクにつけてました。いまもこのスタイルがもとになってます〜(たぶん?)

投稿: I岡 | 2014年3月21日 (金) 23:07

ん、乗り易い様に乗ればいいんです!
変わってても普通でも。
ただ、考えて自分のスタイルを磨いていく事が大事で、面白さでもありますね。

投稿: YOHNS | 2014年3月21日 (金) 23:16

僕も昔はイン側のスネとかガリガリに擦ってましたねwww
今は内側のくるぶしをステッププレートにく付けてますね

その方が一発目のバンクでイン側を踏めてバイクを寝かせれるので

投稿: minegishi | 2014年3月26日 (水) 12:27

ミネさん、もてぎロードのリザルト、見ました!
頑張ってますね~♪
こんど、トミンに持ち込んで下さい!

一発目を踏んづけるって、よく聞きますね。
自分は全開で進入する様なコーナーでは、外に蹴飛ばす感じ。

投稿: YOHNS | 2014年3月26日 (水) 14:19

はじめまして、面白い考察ですね。
読むまで全く意識していなかったのですが、
自分の内足はまさにこれで、ハッと気づかされました。
ブーツがすぐボロボロになるので、
逆に足首を路面から離すように意識したりもしてましたけど(笑)
レジェンドだと、ジョンコシンスキーは好きなライダーです。

投稿: ゆる | 2014年3月29日 (土) 08:50

はじめまして!

ゆるさんもマイナー派な足先ですかー。
何にお乗りで?
このスタイル用のブーツが欲しいぐらいですよね…

やはりコシンスキー好きの方、結構いらっしゃいますね。
リザルト以上のインパクトがあるライダーでした。

投稿: YOHNS | 2014年3月29日 (土) 15:51

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